パソコン仕事による『VDT症候群』でお悩みの患者さん
- 2015年06月23日
- ブログ
『VDT症候群』別名パソコン病と言われ、目の疲れや腕のだるさでお悩みの方が来られました。
VDTとは(Visual Display Terminal)の略でパソコンなどの端末を表します。
お仕事がパソコンを使う方に多い症状で目の疲れ、不快感だけでなく肩こりや
腕のだるさなどの症状やイライラや不安感など精神的な疾患が出ている方もいます。
今回来られた方も『VDT症候群』と診断され、数年前から目の疲れや慢性的な疲労感、
肩こり頭痛などの症状が出ているとのこと。
最近はあまりに症状がひどいためお仕事を休んでいるそうです。
薬に頼らずに根本的に治療したいと当院へ来られました。
『VDT症候群』は目の疲れからくる病気と言われていますが、実は首のゆがみやコリが
大きく関係してきます。
パソコン作業をしている姿勢に問題があります。
ほとんどの方が椅子に浅く座り、足を組んで背中を丸めている姿勢です。
頭の重さを首だけで支えていることになり首の筋肉が疲れて硬直することにより
血流の流れ、リンパの流れが悪くなり様々な症状を引き起こします。
また、首と深く関係している自律神経も乱れるので精神的な疾患も表れます。
今回来られた患者さんも背骨のカーブ(生理湾曲)が崩れており、かなりの猫背
でした。
座っているだけで首への負担が大きい状態です。
施術では首(頸椎)の調整と背中の肩甲骨周りのゆがみを整えるとだいぶ姿勢が良くなり
首や肩の不快感が軽減したとのこと。
「呼吸が深く吸えるようになった!」と変化を実感していただけました(^^)
首に負担のかからない「坐骨で座る正しい座り方」も指導しましたので仕事中
疲れにくくはなってくると思います。
『VDT症候群』はいくらマッサージしてもなかなか改善しにくい病気ですので
お困りの方はお気軽にご相談くださいね。
自律神経の不調でお悩みの方はこちらの症状別ページもご覧ください。